海外FXの取引では、短期売買手法であるスキャルピングを行う方が多いです。
海外FX業者によってさまざまな特色があるので、スキャルピングをする際は会社選びが重要と言えるでしょう。
本記事では海外FXのスキャルピング向けにおすすめ口座をを詳しく解説していきます。
スキャルピングにおすすめな海外FX口座一覧
以下は、スキャルピングにおすすめな海外FXの口座を一覧形式で表にしたものです。
業者名 | 口座タイプ | USD/JPY 平均スプレッド | 手数料(1ロットあたり往復) | 最大レバレッジ | プラットフォーム |
---|---|---|---|---|---|
AXIORY | ナノ口座 | 0.3pips | 往復6ドル | 400倍 | MT4、cTrader |
TitanFX | ブレード口座 | 0.3pips | 往復7ドル | 500倍 | MT4、MT5 |
Exness | ロースプレッド口座 | 0.7pips | 往復7ドル | 無制限 | MT4、MT5 |
Land-FX | ECN口座 | 0.80pips | 往復6ドル | 1000倍 | MT4、MT5 |
BigBoss | プロスプレッド口座 | 0.2pips | 往復9ドル | 1111倍 | MT4、MT5 |
FXGT | ECN口座 | 0.7pips | 往復6ドル | 1000倍 | MT4、MT5 |
HFM | ゼロ口座 | 0.9pips | 往復6ドル~ | 2000倍 | MT4、MT5 |
XM Trading | Zero口座 | 1.1pips | 往復10ドル | 1000倍 | MT4、MT5 |
スキャルピング取引を行う際は、各社のECN口座を使用すると良いです。
ECN口座とは、顧客の注文がFX会社を仲介せずにインターバンク市場へ流れる方式を指します。
そのため、別途取引毎に手数料は発生しますが、スプレッドが狭くSTP口座に比べてトータルコストが安いです。
売買回数の多いスキャルピングでは、極力コストを抑えることで有利に取引を進められます。
中でもAXIORYやTitanFXは手数料、スプレッドともに高水準であり、スキャルピング専用の口座として活用する方が多い傾向です。
また、上記会社の中では唯一AXIORYがcTraderというスキャルピングに有利な取引ツールを使うことが可能です。
スキャルピングに特化したおすすめ海外FX口座
次に、スキャルピングに適した海外FXのおすすめ口座を紹介します。
スキャルピングを行うには、スキャルピングを公認している他に、スキャルピングに特化した環境を提供している会社を選ぶ必要があります。
海外FXでは口座や会社によってさまざまな取引ルールが設けられており、特色もそれぞれです。
スキャルピングに重要な項目をもとにランキング形式で解説していくので、興味がある方はぜひ下記を参考にして口座を作成してみましょう。
AXIORY ナノ口座
FX業者名 | AXIORY |
口座タイプ | ナノ口座 |
USD/JPY平均スプレッド | 0.3pips |
手数料(1ロットあたり往復) | 往復6ドル |
最大レバレッジ | 400倍 |
プラットフォーム | MT4、cTrader |
AXIORYのナノ口座は、スキャルピングに特化した人気の口座です。
- 平均スプレッドが業界最狭水準
- 取引毎に発生する手数料が往復6ドルと安い
- プラットフォームでcTraderが利用できる
AXIORYでは全ての口座タイプで狭いスプレッド水準となっていますが、ナノ口座は特に狭いです。
また、取引毎の手数料も安く設定されているので、取引回数の多いスキャルピングでも有利に取引ができます。
トータルでのコストを抑えたい方に適していると言えるでしょう。
新規注文から決済までを素早く行うことができるので、スキャルピング専門として使用する方も多い傾向にあります。
TitanFX ブレード口座
FX業者名 | TitanFX |
口座タイプ | ブレード口座 |
USD/JPY平均スプレッド | 0.3pips |
手数料(1ロットあたり往復) | 往復7ドル |
最大レバレッジ | 500倍 |
プラットフォーム | MT4、MT5 |
TitanFXは、高水準の取引環境から中~上級者のトレーダーに人気が高いFX業者です。
中でもECN口座であるブレード口座はスキャルピングトレーダーに高い人気を誇ります。
- メジャー通貨を含むすべての銘柄のスプレッドが狭い
- 約定力が高く滑りにくい
- 変動制のスプレッドが広がりにくい
TitanFXのスプレッドは変動制スプレッドが採用されていますが、他社に比べて流動性の低い相場でも広がりにくいです。
指標前後や深夜~早朝相場でも比較的狭いスプレッドが提示されているので、時間にとらわれずスキャルピング取引を行うことができます。
また、TitanFXは海外FXの中でも約定力が特に高い会社です。
スキャルピングでは少しの約定ずれで不利な取引になる場合がありますが、TitanFXであればすべりをあまりに気にすることなく、短期売買の取引ができるでしょう。
EXNESS ロースプレッド口座
FX業者名 | Exness |
口座タイプ | ロースプレッド口座 |
USD/JPY平均スプレッド | 0.7pips |
手数料(1ロットあたり往復) | 往復7ドル |
最大レバレッジ | 無制限 |
プラットフォーム | MT4、MT5 |
Exnessは、2020年から日本でサービス展開を始めた新しい会社ですが、海外での実績が豊富です。
口座タイプは全てで5タイプが提供されていますが、中でもロースプレッド口座が最もスキャルピングに適した口座です。
- スプレッドと往復手数料は平均的な水準
- ストップレベルが0
- 最大レバレッジ無制限かつロスカット水準が0%に定められている
スプレッドと取引毎にかかる手数料は他社のECN口座と比較しても並みの水準です。
トータルコスト重視で取引をしたい方には適していないと言えるでしょう。
スキャルピングで小さい値幅を狙う場合でも、高いレバレッジにより資金効率の良い取引ができます。
また、ロスカット水準も0%と証拠金ギリギリの粘った勝負ができるので、ハイレバレッジでスキャルピングをしたいという方に最適です。
LAND-FX ECN口座
FX業者名 | Land-FX |
口座タイプ | ECN口座 |
USD/JPY平均スプレッド | 0.8pips |
手数料(1ロットあたり往復) | 往復6ドル |
最大レバレッジ | 1000倍 |
プラットフォーム | MT4、MT5 |
Land-FXは2013年に設立された会社で、世界中に拠点を持つグローバルな企業として高い知名度を誇ります。
手数料ありのECN口座を提供しており、スキャルピングも公認されたFX会社です。
- スプレッドは他社にECN口座に比べて並の水準
- 往復手数料が1ロットあたり6ドルと安い
- ロスカット水準0%で証拠金ギリギリの粘った勝負ができる
スプレッドはそこまで狭い方ではありませんが、往復の手数料が安いのでトータルコストを抑えた取引が可能です。
また、通常のSTPタイプであるLive口座では最大無制限のレバレッジがかけられますが、ECN口座では最大1000倍の制限がかかります。
BIGBOSS プロスプレッド口座
FX業者名 | BigBoss |
口座タイプ | プロスプレッド口座 |
USD/JPY平均スプレッド | 0.2pips |
手数料(1ロットあたり往復) | 往復9ドル |
最大レバレッジ | 1111倍 |
プラットフォーム | MT4、MT5 |
BigBossは定期的にリニューアルを行い人気が急増している海外FXブローカーです。
スキャルピングに適したECN口座であるプロスプレッド口座を提供しています。
- 平均スプレッドがメジャー通貨を中心に狭い
- 取引手数料はECN口座の中でも高め
- 最大レバレッジが1111倍と高い
手数料は往復9ドルと高めですが、各通貨のスプレッドが狭く設定されています。
トータルコストとしては各社の中でも並の水準と言えるでしょう。
しかし、外国為替以外にも豊富な銘柄を扱っているほか、最大レバレッジが1111倍と高いことで一定層からは人気があります。
マイナー通貨でのスキャルピングやハイレバレッジでのスキャルピングをしたい方に適した口座です。
FXGT ECN口座
FX業者名 | FXGT |
口座タイプ | ECN口座 |
USD/JPY平均スプレッド | 0.7pips |
手数料(1ロットあたり往復) | 往復6ドル |
最大レバレッジ | 1000倍 |
プラットフォーム | MT4、MT5 |
FXGTは、外国為替だけでなく株式や仮想通貨の取引が可能なハイブリッド取引所です。
スキャルピングトレーダーにはECN口座という口座が人気です。
- スプレッドは他社よりも広め
- 取引手数料が往復6ドルと安い
- 外国為替だけでなく株式や仮想通貨、株価指数など幅広い銘柄の取引が可能
トータルコストはそこまで安い方ではありませんが、豊富な銘柄でスキャルピングをしたい方に人気です。
HFM ゼロ口座
FX業者名 | HFM |
口座タイプ | ゼロ口座 |
USD/JPY平均スプレッド | 0.9pips |
手数料(1ロットあたり往復) | 往復6ドル |
最大レバレッジ | 2000倍 |
プラットフォーム | MT4、MT5 |
HFMは、海外トレーダーに高い人気を誇るFX業者です。
ECNタイプのゼロ口座が提供されており、スキャルピングトレーダーに人気があります。
- スプレッドは広め
- 取引手数料は往復6ドルと安い水準
- 最大2000倍の高いレバレッジがかけられる
HFMは海外FXの中でも高い最大2000倍のレバレッジがかけられるので、ハイレバレッジでスキャルピングをしたい方に最適です。
スプレッドは他社に比べると広めですが、取引毎の手数料は安いので、トータルコストの面でもお得な方と言えるでしょう。
XM ゼロ口座
FX業者名 | XM |
口座タイプ | ZERO口座 |
USD/JPY平均スプレッド | 1.1pips |
手数料(1ロットあたり往復) | 往復10ドル |
最大レバレッジ | 1000倍 |
プラットフォーム | MT4、MT5 |
海外FXの中でも日本人人気の高いXMですが、スキャルピングトレーダーにはあまり人気がありません。
ECN口座であるZERO口座は、他社に比べてスペックが低いという難点があります。
- 平均スプレッドが他社に比べて広い
- 片道手数料が往復10ドルと高い
- 約定力は高く、相場変動が激しくても滑りにくい
スプレッドが広く手数料が高いことで、スキャルピングで回数をこなす方はどうしてもトータルコストがかさんでしまいます。
約定力は高い方ですが、結果スプレッド分不利な取引となるでしょう。
XMを使う際はスキャルピングではなく、スイングやデイトレードをスタンダード口座で使用するなどして、ボーナスの運用をメインに行うと良いです。
スキャルピング口座の比較ポイント
海外FXでスキャルピング口座を選定する際は、前提としてスキャルピングを公認しているかどうかを調べる必要があります。
まずは利用したい会社がスキャルピングを認めているかをチェックしてみてください。
上記を踏まえたうえで、スキャルピング口座の比較ポイントを解説します。
比較ポイント①スプレッドの狭さ
スキャルピングでは、スプレッドの狭さを重視すると良いです。
短期売買手法であるスキャルピングでは、1回の取引で小さな値幅を狙うことからスプレッドが取引結果に直結します。
スプレッドの広い会社で取引をすると、うまく利益を重ねられない可能性があるのです。
また、通常スプレッドの狭さに加えて、スプレッドが広がりにくい環境が提供されているかどうかも重視しましょう。
比較ポイント②手数料の安さ
スキャルピングをする際は、トータルコストの安いECN口座を選択することが一般的です。
ECN口座では取引毎に手数料が発生しますが、かかる手数料は会社によって異なります。
手数料が高いと取引回数が増える度に資金効率を落としてしまうので、手数料の安い会社を選ぶようにしましょう。
比較ポイント③約定力の高さ
スキャルピングでは、約定力の高さも重要です。
どんなにスプレッドが狭くても、約定力が低ければ約定ずれにより不利な位置で取引をしなければならないケースがあります。
強固なサーバーを使用している約定ずれや約定拒否の発生しにくい会社を選ぶようにしましょう。
比較ポイント④最大レバレッジの高さ
スキャルピングは小さな値幅を狙うことから、1回の取引で大きな損失を出す心配も少ないです。
そのため、ハイレバレッジとの相性が良い取引スタイルとも言われています。
会社によって利用できる最大レバレッジは異なりますが、レバレッジの低い会社では資金効率の良い取引がしにくいです。
比較ポイント⑤キャンペーンの豊富さ
スキャルピング取引をする際は、各社のボーナスキャンペーンも重視しておくと良いです。
XMを例にすると、新規口座開設ボーナスはECN口座でも適用となるので、ノーリスクでスキャルピングを始めることが可能です。
そのほか、各社の提供する取引ボーナスや入金ボーナスキャンペーンをうまく活用することで、自己資金を抑えたスキャルピングができる場合もあります。
サーバー負担の元になるスキャルピングに要注意
スキャルピングを公認している会社でも、細かいルールが設けられている場合もあるので注意しましょう。
- 高ロットのスキャルピングを行うケース
- ハイレバレッジで過度なスキャルピングを行うケース
- 数秒以下のスピードで高速のスキャルピングを行うケース
上記のようなスキャルピングは会社によって「サーバーに負荷をかける取引」として禁止されている場合があります。
上記のようなサーバー負荷の影響となるスキャルピングをする場合は、事前に取引のことをサポートに問い合わせて確認をしておきましょう。
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